IPアドレスとCIDRからネットワーク範囲を確認する
IPv4・IPv6のNetwork、Address Range、Prefix、Mask、Host数をブラウザ内だけで計算できます。
利用可能IP数を確認する結論:総数は2^(32-prefix)、通常のUsableは/30までTotal-2
/24は256・254、/28は16・14、/30は4・2です。
/31はRFC 3021 P2Pで2 Address、/32は単一Addressとして扱えるため、Total-2を機械的に適用しません。
入力IPと正規化Networkを分け、Total Address Countと利用可能Host Countも別々に確認してください。
Host Bitsから総アドレス数を求める
IPv4は32bitなのでHost Bitsは32-prefixです。Host Bitsが8なら2^8=256、4なら16、2なら4です。
AWSは一般Subnetとは異なり先頭4と最後1の合計5 Addressを予約します。BYOIP等の例外もProvider公式で確認します。
| 確認対象 | 見る内容 | 判断 |
|---|---|---|
| /24 | Host 8bit | 256 / 254 |
| /28 | Host 4bit | 16 / 14 |
| /30 | Host 2bit | 4 / 2 |
| /31・/32 | 特殊 | 2 / 1 |
CIDR・サブネット計算ツールで確認する手順
- 確認するCIDRを入力します。
- Host Bitsと総アドレス数を確認します。
- 利用可能数と特殊Prefix Noticeを確認します。
- Provider環境なら予約数を公式仕様と照合します。
ツールの利用可能数は一般SubnetとRFC 3021の規則です。AWS専用の251表示Modeはありません。
CIDRごとの早見表
| CIDR | Total | 従来型Host |
|---|---|---|
| /24 | 256 | 254 |
| /25 | 128 | 126 |
| /26 | 64 | 62 |
| /27 | 32 | 30 |
| /28 | 16 | 14 |
| /29 | 8 | 6 |
| /30 | 4 | 2 |
入力IP、Network、総数、利用可能数を分けて読む
192.168.1.130/24の入力IPは192.168.1.130ですが、Network Addressは192.168.1.0です。CIDRのSlashより前が常にNetwork Addressとは限りません。Network AddressはIPとMaskのAND、一般的なIPv4の最後のAddressはNetwork OR Wildcardで求めます。
| 例 | Network | Last / Broadcast | Total | 従来型Usable |
|---|---|---|---|---|
| 192.168.1.130/24 | 192.168.1.0 | 192.168.1.255 | 256 | 254 |
| 192.168.1.130/26 | 192.168.1.128 | 192.168.1.191 | 64 | 62 |
| 192.0.2.0/31 | 192.0.2.0 | 192.0.2.1 | 2 | P2Pでは2 |
| 192.0.2.1/32 | 192.0.2.1 | 192.0.2.1 | 1 | 単一Address |
IPv4 /nの総アドレス数は2^(32-n)です。従来型のBroadcast Subnetでは多くの場合Total-2をHostへ割り当てますが、/31、/32、Cloud Providerの予約Addressには一律適用できません。IPv6にはIPv4と同じBroadcast Addressがないため、ツールもIPv6ではNetwork範囲と総数を表示し、Broadcastとは表現しません。
計算結果がおかしい場合の切り分け
台数が合わない場合はTotalとAssignableを混同していないか、Network機器・Cloudが独自に予約するAddressを見落としていないか確認します。
入力のIP Version、各Octet、Prefix、Maskの連続性、Network Boundaryを順番に固定します。Host Address + Prefixを受け取るApplicationとCanonical Network CIDRだけを受け取るApplicationがあるため、正規化結果も比較します。
- 総数とHost数を別欄で記録する
- /31・/32を特殊扱いする
- GatewayやHA用の余裕を含める
- Provider公式の予約数を確認する
現行のCIDR・サブネット計算ツールで確認できる範囲
DevelopToolsの現行ツールは、IPv4・IPv6のIPアドレスとプレフィックスをBigIntで解析し、正規化CIDR、ネットワーク先頭・末尾、総アドレス数、利用可能範囲、アドレス種別を表示します。IPv4ではサブネットマスク、ワイルドカードマスク、ブロードキャスト、2進数のネットワーク部・ホスト部も確認できます。入力値はブラウザ内だけで計算され、外部APIへの送信、対象IPへの接続、Ping、WHOIS、Port Scanは行いません。テーマ設定だけをlocalStorageへ保存します。
| 機能 | 現行ツールの動作 |
|---|---|
| 基本計算 | IPv4・IPv6、CIDRまたはIPv4サブネットマスク入力、正規化CIDR、先頭・末尾、総数・利用可能数 |
| IPv4表示 | サブネットマスク、ワイルドカード、ブロードキャスト、Binary IP・Mask、Network Bits・Host Bits |
| 特殊Prefix | /31をRFC 3021のPoint-to-Point用途として2 Address利用、/32を単一Addressとして表示 |
| 分類 | RFC1918、CGNAT、Loopback、Link-local、Multicast、Documentation、Reserved等を区別 |
| 補助機能 | 同一サイズへのSubnet分割、最大4096件のCSV保存、CIDR内にIPが含まれるかの所属確認 |
| 未実装 | 2つのCIDRの自動Overlap比較、必要Host数からの自動逆算、AWS専用Mode、VLSM自動設計、任意IP RangeからCIDRへの自動変換 |
未実装の計算を扱う記事では、考え方と手計算を示し、現行ツールでは候補CIDRを一つずつ計算して範囲・総数・所属を検証します。存在しない専用Buttonや自動判定機能は案内しません。
RFCとProvider公式資料で確認する
CIDRの基本はRFC 4632、IPv4 Point-to-Pointの/31はRFC 3021、Private IPv4はRFC 1918を基準にします。AWSの予約Addressや許容Prefixは変更される可能性があるため、設計時点のAWS公式Documentationを確認します。
具体例:/28の利用可能数を確認する
Host Bitsは4なのでTotalは16です。
一般的なIPv4 Broadcast SubnetではNetworkとBroadcastを除き14 Hostです。
- 32-28を計算
- 2^4を計算
- 通常なら2を引く
- 環境固有予約を確認
「16個」と「14台」を同じ意味で使わないでください。
よくある質問
- /24ではIPアドレスはいくつありますか?
- 総アドレス数は256個です。従来型IPv4 SubnetではNetwork AddressとBroadcast Addressを除く254個をHostへ利用します。ただしAWS等では追加の予約Addressがあります。
- /31では使えるIPアドレスは0個ですか?
- 必ず0個ではありません。RFC 3021のPoint-to-Point Linkでは2つのAddressをEndpointへ利用できます。利用環境と機器の対応を確認してください。
- 172.x.x.xはすべてPrivate IPですか?
- いいえ。RFC 1918のPrivate Rangeは172.16.0.0/12、つまり172.16.0.0~172.31.255.255です。
- 10.0.0.5/24のNetwork Addressは何ですか?
- 10.0.0.0/24です。入力IPがHost Addressの場合、Slashより前の値と正規化されたNetwork Addressは一致しません。